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『JEANNE D'ARC』(ジャンヌ・ダルク)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されているPlayStation Portable専用シミュレーションRPGである。実開発はレベルファイブが担当。 ジャンヌ・ダルクを主人公とし、史実にファンタジー要素を多分に含めたストーリーが展開されるフィクション作品となっている。 PSPの特定のバージョンのファームウェアにおいて不具合が発生したため、本作のためのファームウェア更新が行われている。 == あらすじ == かつて、死神戦争と呼ばれる人間と魔王の戦いがあった。魔王率いる死神たちの前に人間たちは苦戦を強いられていたが、人間たちの先頭には選ばれし5人の勇者が存在していた。勇者たちは魔王と死神を封じるための5つの腕輪を作り、その力で魔王と死神たちを宝珠の中に封じ込めた。 時を経た15世紀初頭、百年戦争の最中。かつての勇者の一人であるイギリスの摂政ベッドフォードは魔王の力を利用して戦争に勝利しようと画策。魔王ギルヴァロスの封印を解き、ヘンリー6世に憑依させた。 ; 第1章 : 同じ頃、フランス・ドンレミ村に住む少女ジャンヌは偶然に腕輪(剣聖の腕輪)を手に入れる。ジャンヌは腕輪の力により村の近くに現れたイギリス軍の魔物を撃退するが、村はイギリス軍によって焼き払われてしまう。ジャンヌは腕輪の力を使ってイギリス軍を打倒することを決意、同じく生き残りであるリアン・ロジェとともにフランス軍入隊を志す。 : ヴォークリュールの守備隊長・ロベールには入隊を断られるが、ロレーヌ公によってシノンにいる王太子シャルルの下へ赴くよう依頼される。シャルルをはじめは貴族たちはジャンヌを笑い物にしようとするがジャンヌは逆に自らの力を王太子に認めさせることに成功。シャルルはジャンヌを天の使い、自らを天に選ばれた者と確信し、即位のためランスを目指すことを決意。ジャンヌをオルレアン攻略のための救援部隊のリーダーに任命した。ヴォークリュールからロレーヌ公のいるナンシーへ向かう途中にジル・ド・レという名の騎士と出会う。ジル・ド・レは腕輪(鬼神の腕輪)の所有者であり、ランスへ向かう途中でジャンヌの仲間に加わった。 ; 第2章 : ジャンヌはオルレアンの奪回に成功、さらに周囲のイギリス軍の拠点を次々に陥落させ、オルレアンを解放することに成功する。はじめはジャンヌに対し冷淡であった貴族たちも、次第に戦果を積み重ねるジャンヌに従うようになる。しかしイギリス軍の将軍タルボットは、フランスを救うことを目標に掲げるジャンヌを嘲笑うのであった。 ; 第3章 : シャルルを即位させるため、ランスを目指し進軍するジャンヌ。しかしトロワでは反王太子派(ブルゴーニュ派)の存在を認識し、さらにこの戦争貴族の権力争いに過ぎないことを知らされる。さらに賢者の腕輪の所持者・リシャールによってこの戦争が貴族による権力争いに過ぎないと告げられ、愕然とする。トロワと同じくブルゴーニュ派の町であるシャロンでは獣人三人衆の一人スリンカーの計略にはまり、町長を殺害。怒りに燃える町民と戦闘が繰り広げられる中、リアンを庇おうとして崖から転落し行方不明となる。転落直前に剣聖の腕輪はリアンの腕へ移動した。 ; 第4章 : リシャールはジャンヌが生死不明となったことを隠すため、リアンをジャンヌに仕立て上げた。リアンは代役を見事にこなし、ランスを攻略。これによりシャルルの戴冠式がランス大聖堂で執り行われた。しかし戦果に気をよくしたリアンは自らの力を過信するようになり、国王の側近ジョルジュの挑発に乗る形で寡兵をもってパリを攻めるが失敗。しかもシャルルに対し強引な自己正当化と責任転嫁を行い、ロワールへの転戦を命じられた。ロワールでわずかな戦果を挙げるとリアンはパリでの敗北を忘れたかのような浮かれた態度を見せる。ロジェはリアンに愛想を尽かし部隊を離脱する。傷心のリアンはクレーロワを防衛する戦いに赴くが傭兵の裏切りに遭い、敵に捕らわれてしまう。 ; 第5章 : ロジェはリアンの救出を試みるも失敗する。その頃、ジャンヌは辺境の地クラウン・ド・レインに流されていた。当地でジャンヌは神王の腕輪の所持者・ルーサーと出会い、その力とともに神王の腕輪を受け継ぐ。仲間たちとの再会を果たしたジャンヌはリアンが捕らわれた事を知りルーアンに駆けつけるが、すでにリアンは“魔女ジャンヌ”として火刑に処せられた後であった。側にはロジェがおり、怪物に変身した後で姿を消した。 : リアンが所持していた剣聖の腕輪は、初めて手に入れた際に出会ったカエル・ガマールが継承。同時にガマールは会話ができるようになり、魔王キルヴァロスの封印が解かれヘンリー6世にとり憑いたこと、先にロジェが変身した怪物はロジェは死神で、他にもフランスの上流階級の人間に憑依した死神が複数いることを告げた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JEANNE D'ARC」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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